ハイライトとかシェードとか難しいこと言わないで
陰影のない顔で30数年過ごしてきました。
なんせ目が悪いのだ。
眼鏡は実は大嫌いだけど乾く上に外さずに寝てしまうのが怖くてコンタクトにはできず、職場でPCを見まくってるので少し度数緩めの眼鏡をかけている。
そして眼鏡ユーザーは当然ながら、化粧も洗顔も眼鏡を外して行うことになる。
なので普段すっぴんという名の現実を直視しないで生きている。
もちろん化粧したあとの顔は眼鏡で見ているが、わたしは軽度斜視乱視ド近眼のフルコンボに対して、眼科医の薦めでやや緩めの度数の眼鏡なので、細かいシミとかシワとかまではわかっていない。
多少精神的に見ないようにしている部分もあるかもしれないが、ガラケーのカメラ並みの画素数で日常を送っているのだ。
そういう粗めの画素で生きているわたしの瞳には、ニュアンスとか陰影とかなじませとか微妙で曖昧なものが言うほど認識できない。
もちろんアイシャドウもリップも、例えばこのピンクとこのピンクの違いとかはわかる。
間違えて買うこともない。まあADDICTIONだけはちょっと自信ないけど。
ただハイライトとかシェーディングは難しい。
ここを光で飛ばしてとか、このゾーンにツヤをプラスするとくすみが消えるとか、この部分にシェードを入れるとシャープに見えるとか、美容記事を見てもbefore→afterの差が明確にわからないことが多い。
記事を見て実感がなくても余計な買い物をせずに済む程度なので実害はないが、自分が見えていないだけで現実には粗がありまくる顔面は存在するのだ。
なんとかしたい。
さて話は突然変わるが、先日美容院に行ったのだ。
美容院に行く日は数少ないコンタクトをつける日である。あとはコンとかおじゃんぷさんの出られる映画とかクリアに見たい何かが存在する日か、フォーマルなど眼鏡のそぐわない格好をする日ぐらいだ。
ちなみに全く減らないのでコスパとか気にせず一番高くて潤う1dayにしているため、ドライアイでもなんとか堪え忍んでいる。戸田ちゃんのやつね。
acuvuevision.jp
コンに行くとか、華やかな式に出るとかならそれなりにケアをして顔面武装しているのでまだしも、美容院にそこまで盛り盛りで行くことはない。
普段から丁寧にメイクをしていれば問題ないのだが、10分程度で終えるナチュラルメイクしかしていない。一応シャドウアイラインチークリップは常に、時々マスカラもしてるけど。
そんなちょっぱやメイクで作られた顔面を、より度数の高いコンタクトで、くもり一つない美容院の鏡で見た時の気持ちたるや。
しのびねぇ・・・。
わかっていたつもりだった。ずっと若い頃のままのメイクではいけないと。
でも、わたしは所謂ギャルメイクみたいなのは通らなかったから、20代から30代になってもナチュラルメイクならギャップはないと思っていた。
それでも現実を見て実感したのだ。
年相応の丁寧さや行程を踏まないと、いろんなものは隠せないのだと。
ここまで苦手と言いながら、よく探したらシェーディングは持っていたようだ。キャンメイクのやつ。色味あってるかすらわからないレベル。
入れ方もTVでモデルが言ってた「輪郭の端に3の字にいれる」としか知らない。目が悪くて濃すぎて差がくっきりみたいになったらどうしようと思って使ってなかった。でも冷静に考えると、粉落としたら多分そこまでの惨事にはならないはず。
ハイライトは自分で買ったことはないけど、ALBIONのホワイトレアのセットに付いてきたミニサイズのピンクのやつ、ずっと何かわからなかったけどこれハイライトじゃね?って気がしてきた。
何だよ持ってんじゃん!ずっと使いどころなくて放置していた。
albion.co.jp
※公式見ると実際はファンデの色違いなだけのようですね。まあでも使い方は自由。
というわけでややハイライトに頼りなさを覚えるものの、これで気持ち時間をかけて丁寧にやってみた。
・・・わからん。丁寧に塗った感はあるけど、陰影?なにそれおいしいの?
というか、ハイライトにホワイトレアのミニサイズはやっぱ絶対違う。固い。*1使いにくい。
ベリーレアの方で作ってくれよせめて。
ハイライトも皆さん絶賛のセザンヌやキャンメイクで調達すっかーとマツキヨをうろついていたところ、見つけてしまったのだ。
中条あやみの小顔になれるKATEのパレットに全部揃ってる~!
そして緩む財布の紐。開く財布の口。出ていく英世。しのびねえ再び。誰のギャグだっけこれ。
この左*2のやつ。見たらわかるか。
二色展開で、自分はWT-1のホワイトではなく、WT-2のパープルホワイトの方にした。パープル?どこが?私の視力では判別できない。
ちなみに右下には顔のカーブに沿ったかっさスポンジなるものがセットイン。
かっさの形をしているけれど紛れもないスポンジだった。つけやすいのかどうか試してみたい。
飽き性で、常に家出るまで時間がなくて、わたしの顔はここに入れたら立体的!と捉えることもできそうにないノー陰影人間には、最初からこのようにガイド付きで一揃いになっているやつがぴったりだ。というかハナからそれしか無理だったのだ。
ちなみにこれが、前回記事で言っていた「今日買ったコスメ」。もうここいらで打ち止めだ。潮時だ。
物を増やさず手数を増やす。そして丁寧に。これをモットーに、しばらく慣れるまで使ってみよう。
わたしは不器用なので、プロのTUの感想はともかく自分が一回塗ってみた程度ではロクなレビューにならないのだ。
最近単色シャドウを秒で指塗りしてさぼりすぎていた反省も込めて、もう少し顔の余白を埋める努力をして戻って来よう。I'll be back.
なんだこれ。